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団員インタビュー④

団員インタビュー第4回目は、美しい低音チェロのO.T.Nさんにお話を伺いました。

聞き手は広報担RIKA(リカ)です。

チェロのO.T.Nさん

広報担当 RIKA(リカ)ちゃん



アンダンテへの入団はいつですか。

2015年5月頃です。

もうすぐ入団10年ですね!!

アンダンテを選んだ理由はなんですか?

楽器を始めて1年半くらい経った頃、国立市主催のアンサンブル講座を見つけて参加しました。参加条件は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツァルト)が弾ける程度」でしたがクラシックは全く無知の私は最初の4小節しか聞き覚えがなく、もちろん弾いたこともありませんでした(笑)

3ヶ月の講座修了後、市民オケに入りたくて、オーディションを受けて3回ほど練習に参加しました。しかし金管楽器の大音量のため練習の後2日間くらいは会話もままならないほど難聴がひどくて、入団を諦めました。上記講座で知り合ったアンダンテの団員S.K.Aさんに誘われていたこともあり、弦楽合奏なら耳への負担が少ないと思い、アンダンテ弦楽合奏団を選びました。

市民オケのオーデションを受け、参加された経験があるのですね!金管楽器の音で難聴が酷くなるとは辛かったと思います。でもおかげで(?)アンダンテ弦楽合奏団を選んでもらえて、良かったです。よろしければ、上記以外の音楽経験について教えてください。

音楽はもっぱら聴くだけでした。自作のアンプなどでオーディオ鑑賞を楽しんでいました。50代後半で左耳が難聴になって音楽を聴いても楽しめなくなり、音楽から遠ざかっていましたが諦め切れず、「聴くのがダメなら演奏すれば楽しめるのでは?」と思い立って楽器に挑戦することにしました。

元々は音楽を「聴く」のがお好きだったのですね。自作のアンプとは素晴らしいです。

楽器に挑戦すると決心したのはいつ頃でしょうか。そして、チェロを選んだのはなぜですか。

定年後65歳からです。チェロを選んだのは、その音色が好きだったからです。知り合いに紹介してもらった先生に個人レッスンをお願いしました。この年齢では基礎練習ばかりだと何も弾けないまま人生が終わってしまうとのおもいから、「基礎練習はイヤ」と宣言してレッスンを受けることにしました。何ともわがままな生徒ですね(笑)

いえいえ!楽器の練習は楽しくなければ続きませんよ。

今までアンダンテで活動している中で、一番印象深い出来事はなんでしたか。

入団して最初の定期演奏会の後の打ち上げで倒れ、救急車で搬送されたことです。もう一つ、団長に選ばれた期間、2020年5月の定期演奏会に向けて活動していましたが、コロナ禍で練習もままならなくなり、中止に追い込まれたことです。ちなみに、次期定期演奏会(2025年9月)で演奏する予定のハイドンのチェロ協奏曲は、そのリベンジ曲です。

なんと、演奏会の打ち上げでそんなことが!!ご無事で何よりでした。コロナ禍の時期に団長をなさっていたのですね。演奏会中止は無念だったと思います。次回の定期演奏会でそのときの曲をリベンジとは、楽しみです。

ところで、特にお好きな作曲家がおられましたら教えてください。

クラシックは殆ど知識がなく答えるのが難しいのですが、チェロ弾きならやっぱりバッハでしょう。

特にお好きな曲がありましたら教えてください。

今はラフマニノフのヴォカリーズを密かに練習してます。全くの自己流ですが、シルクロードやミスターロンリーなどを弦楽アンサンブルに編曲したりして楽しんでいます。

ヴォカリーズはとても美しい曲ですね。O.T.Nさんの編曲はとてもすてきですが、独学だったとは驚きでした。団員有志によるアンサンブルコンサートなどでも演奏させていただいていますね。

音楽の他にもハマっていることがありましたら、教えてください。

60の手習いで始めたバドミントンです。当時、無趣味だった私を案じた妻がママさんバドミントンに誘ってくれました。羽根つきに毛が生えた程度だろうと高を括って参加したところ、コテンパンにやられてしまい、負けず嫌いに火が付き、ハマってしまいました。しかし2年前に胸椎圧迫骨折をしてからはできなくなってしまいました。

チェロより先にバトミントンを始められていたんですね。色々なことに挑戦なさる姿勢に頭がさがります。ただ、お怪我のために出来なくなったのは残念でした。

最後にアンダンテ弦楽合奏団に興味をお持ちの方に一言お願いします。

バドミントン仲間の1人が言ってくれた言葉が、私のチェロ入門を後押ししてくれました。「何かを始めるのに、遅すぎるということはない」「やろうかどうしようか迷っていたら、ためらわずやれ!人生を終わる時、結局やらなかったことを後悔するより、やったけど上手くいかなかったことを後悔する方がマシだ」

皆さんも是非チャレンジしてください。

本当にその通りですね。私もそのお言葉に勇気づけられます。

ありがとうございました!