記念すべき第1回目は個性豊かな団員達をとびきりの笑顔でまとめてくれているコンサートマスターAnNa(アンナ)さんにお話を伺いました。聞き手は広報担当RIKA(リカ)です。
コンサートマスターAnNa(アンナ)さん
広報担当 RIKA(リカ)ちゃん
アンダンテへの入団はいつですか。
2012年3月です。
ヴァイオリンを初めたのはいつ頃ですか。
結婚後、初めて習い始めました。本格的に学ぶようになったのは2011年くらいからです。
今までの音楽経験は?
幼稚園の時にオルガン、小学生でピアノ。中学生でブラスバンド部に入りました。部員があまり熱心でなかったので、私は1人、音楽室にある色々な楽器を試奏していました。そこで片隅にあった壊れたヴァイオリンに出会い、憧れ続けて10年。婚約指輪の代わりにヴァイオリンをお願いし、レッスンを始めました。途中、子育て等に翻弄されながらも弾き続け、やがて子ども達もバイオリンを始め、共に弦楽合奏を楽しめるようになりました。子ども達の合奏団と行ったフィンランドやフランスでの演奏旅行はかけがえのない思い出です。
婚約指輪代わりにヴァイオリンなんてすてきですね!外国での演奏旅行もなさっているなんてすごいです。そんな経験豊富なAnNaさんが数ある楽団の中でアンダンテを選んだ理由はなんですか。
自宅から通いやすく、初めて参加した際の雰囲気が良かったことです。また、各パートにトレーナーの先生がいてくださり、心強いです。大人になって始めたので、幼少時から習っている方のように弾けないのではないかと不安を持っていましたが、アンダンテには変なプレッシャーがなくのびのびと演奏できます。私よりも年上の先輩方やお忙しいお仕事のある方が、言訳せずに真摯に音楽に取り組み、合奏を心から楽しんでおられるのが励みになります。
トレーナーの先生は本当に優しくてありがたいです。団員の皆さんもとても熱心な方が多いですね。アンダンテに入って一番印象深い出来事はなんですか。
第15期演奏会におけるヴィバルディ作曲「4つのバイオリンのための協奏曲」で先生方と一緒にソロを弾けたことです。とても素晴しい経験でした。
協奏曲は演奏会のアンケートでも大好評でした!AnNaさんがコンマスになったのはいつですか。
2017年3月からです。それまでは先生がコンマスをやってくださっていましたが、「団員の中からコンマスを育てたい」という団員の声と「コンマス席には常に同じ人にいてほしい」という先生方の要望により私に白羽の矢が立ちました。
団員の皆さんの見る目があると思います!
ただアンダンテのコンマスは「団員コンサートマスター」という独自の係です。一般的なコンマスとは少し違い、演奏会ではVnトレーナーの先生がコンマスとなります。
これからも団員のまとめ役として、よろしくお願いします。団員コンマスとしての苦労話を教えてください。
1stバイオリンの譜面は技術的に難しいこと、コンマスとして使命感を感じることです。
醍醐味を教えてください。
先生のすぐそばで弾けることがよい経験になります。コロナの影響で演奏会が出来ないときも、大曲ではなく響きの美しい小曲をみんなで練習し、ますます弦楽合奏を楽しく感じるようになりました。
ところで、多くの作曲家の中でどなたがお好きでしょうか。
たくさんいますが一人あげるとしたらベートーヴェン先生です。初めて参加したオケの曲が交響曲第9番「合唱付き」でした。1楽章から4楽章まで物語が進み、合唱が後ろから聞こえてきた時はものすごく感動し、それ以来ベートーヴェン先生のトリコです。
お好きな曲は?
これもたくさんあります。もう一回弾いてみたいのは、マーラー:交響曲第3番、シベリウス交響曲第6番、チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」等です。弦楽合奏曲ではスーク:弦楽セレナーデをもう一度弾きたいです。挑戦したい曲はバッハ無伴奏、ルクレールのソナタなど、弦楽の響きがぐっとくる曲が好きです。
音楽以外の趣味を教えてください。
身体開発を学んでいます。体を骨格構造に合わせて動かすという方法で、ヴァイオリンの上達のため、個人レッスンの先生に勧められて始め、その面白さにのめり込みました。歩く事に楽しみを覚え、2019年より2023年まで「びわ湖チャリティ100km歩行大会」に参加しました。大会前2ヶ月で20km歩けるように準備し、本番は100km歩きます。2023年は100kmを27時間で歩きました。体力だけでなくメンタルも強くなりました。
100kmも歩くとは、素晴しい体力ですね。何事にもトコトン挑戦するAnNaさん、すてきです。最後にアンダンテ弦楽合奏団に興味を持っておられるかたに一言!
弦楽合奏はめちゃくちゃ楽しいので、ぜひご一緒に演奏しましょう!!